ご挨拶

 九州数学教育会会長 飯田 慎司

 九州数学教育会会長を務めております飯田慎司と申します。
 平素より,九州数学教育会の運営に他方面からのご支援,ご協力をいただいておりますことに対し,心からの御礼を申し上げます。
 さて,新しい学習指導要領においては,「何を知っているか,何ができるか」という個別の知識・技能だけではなく,「知っていること・できることをどう使うか」という思考力・判断力・表現力等や,「どのように社会・世界と関わり,よりよい人生を送るか」という学びに向かう力や人間性等についても育成していくことが大切であるとされております。算数・数学科の全体目標や各学年の目標のところも一貫して,資質・能力の3つの柱による記述となっています。これからは,「数学的な考え方」を中心とする算数・数学科にふさわしい資質・能力を本格的に育てていくような授業改善が求められることと思います。
 九州数学教育会でも,「数学的な考え方」を中心とする算数・数学科にふさわしい資質・能力が本当に育っているのかについて,九州算数・数学教育研究大会における研究発表会や公開授業・授業研究会等を通して究明していくべきであると考えております。さらに,年に7回ほど開催しております数学教育研修会におきましても,学習指導要領改訂の時期にふさわしい講演や,それをもとにした討論ができることを期待しています。その一環として,平成29年度の代表委員会時の数学教育研修会では,講演に引き続いて,小学校・中学校・高等学校の各部会別に,「算数・数学科にふさわしい資質・能力が本当に育っているのか」についての討論会を開催したところであります。
 公益社団法人である九州数学教育会のよさを生かしながら,これからも,小学校・中学校・高等学校そして大学との連携を図りつつ,九州・沖縄地区の算数・数学教育を発展させ,児童・生徒の算数・数学的力量へとつなげていきたいと思っております。
 今後とも皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

  2017年12月9日